山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(山口市)

明栄寺のお姫様松

山口市阿知須にある明栄寺のお姫様松。
このお姫様松は明栄寺の前方にある丘の墓地の一角にあり、今から350年前に古満姫(こまひめ)の手によって植えられたものと伝わっています。

明栄寺

今まで気になりつつも、未だに旅をしていない場所が多々あるけど、その中の一つが山口市阿知須にある明栄寺のお姫様松だった。

自宅から車で20分くらいなのだが、いつも素通りしてたんだよなあ…。
明栄寺で、行ってみたら、
お姫様松はどうやら境内の中にあるわけではないようだ
明栄寺の墓地

明栄寺正面には田んぼがあり、その向こう側の丘の墓地の一角にあるようだ。

写真では少し分かりづらいけど、お姫様松は墓地の一番左奥にある。
お姫様松

松は今から350年前に古満姫(こまひめ)の手によって植えられたものと伝わっている。松の由来は説明板から引用いておこう。

古満姫は宍戸元秀の娘で、毛利輝元の養女となり小早川秀秋に嫁ぐが、秀秋が若くして他界したことから京都興正寺門跡准尊(もんせきじゅんそん)のもとへ輿入れ。

古満姫と准尊の間には5人の子供があり、
次男准円が萩清光寺(毛利輝元室清光院の菩提寺)の開祖となった。
お姫様松

毛利家は古満姫が興正寺に輿入れの際、化粧料として井関村高千石を付与。その縁で准尊が他界して後、古満姫は明栄寺に移り住んでいた。

准円は病を得て、萩から母のいる明栄寺に来て、正保3年(1646)に死去。
お姫様松

古満姫は明栄寺の前方この丘に埋葬し、記念の松を植樹。松は大木に成長し「お姫様松」と呼ばれるようになった。

その根はあたかも母親がわが子を抱くように墓を包んでいることから「お乳松」とも呼ばれていたらしい。
昭和23年(1948)秋に松くい虫のために枯れたようだけど、現在の松は落ちた種から自然に芽が出て成長したものだそうだ。今後の成長も楽しみだな。また、数年後でも訪れてみよう♪
INDEX

明栄寺のお姫様松

旅をした日
2013年07月22日
………………………………………駐車場
有り
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
六畳岩二千年回道
………………………………………最終更新日
2021/04/08
内容一部変更


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