山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(山口市)

常徳寺庭園

地元で雪舟作と伝えられる庭園がある常徳寺。
庭園は池泉鑑賞式で自然の岩盤を主景とし、裾部を巧みに掘削して力強い渓谷風の滝石組に仕上げられているのが特徴です。鍾乳洞(こうもり穴)から湧出水を導いて遣水に通し、滝口から中島を取り巻く浅い溝状の流れを経て、池尻より排出させる構造になっています。

常徳寺庭園

山口市阿東や島根県の津和野方面へドライブ。

5月に阿東町を旅したことはほとんどないんだけど、ないついでに行ったことがない常徳寺へ。
常徳寺庭園

常徳寺には雪舟作として伝わる庭園がある。

平成2年(1990)から平成3年にかけての山口県庭園調査の際に、「防長風土注進案」(江戸時代の古文書)の中に「雪舟之築庭常徳寺境内にあり…」との記述が見つかったことから平成8年(1996)より発掘調査。
常徳寺庭園この庭園は池泉鑑賞式で、自然の岩盤を主景とし、裾部を巧みに掘削して力強い渓谷風の滝石組に仕上げられているのを特徴とし、鍾乳洞(こうもり穴)から湧出水を導いて遣水に通し、滝口から中島を取り巻く浅い溝状の流れを経て池尻より排出させる構造になっている。
(説明板引用)
常徳寺庭園

が、見ての通り中島等様々な箇所がシートに覆われていた。どうやら修復作業に向けてき損の激しい箇所をシートで覆って文化財保護を図っているようだ。

平成31年(2019)に終了予定になっている。
常徳寺庭園

こちらが、シートに覆われていないときの庭園景観。このパネル写真は道の駅長門峡で見ることができる

修復が終わればまた見に来てみよう。
常徳寺庭園

あと、この庭園が本当に雪舟作かどうかの解明も興味があるところ。

パンフレットによると、防長風土注進案には常徳寺の創建年代(1573〜1591)が雪舟の生きた時代(1420~1506)より新しいことから、雪舟庭とは言えないとの記述もあるらしい。

発掘調査の結果も、築庭の時期が室町時代にさかのぼる確証を得る資料は出土していない。
修復と共に解明が今後の課題のようだ。
INDEX

常徳寺庭園

旅をした日
2015年05月27日
………………………………………駐車場
有り
………………………………………周辺の立ち寄りスポット

………………………………………最終更新日
2023/02/16
内容追記


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