山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(山陽小野田市)

仁保の上道乾屋敷跡

水路沿いの石垣は長さ約50m、高さ約1mで、県内では数少ない室町期特有の石組み遺構。古くから豪族の屋敷跡と伝えられ、人々に「どうかん屋敷」と呼ばれています。岩崎寺観音堂の鰐口に明徳3年(1392年)在銘の奉納者、「道乾」という名があり、同一人物と考えられています。

どうかん屋敷跡

県道29号線から有帆川を渡り、細い道を有帆川下流に向かって走ると、山陽自動車道の高架橋下近くのどうかん屋敷跡に到着。

マイナーなスポットということで、専用の駐車場はない
どうかん屋敷跡どうかん屋敷跡

水路沿いに約50m、高さ約1mの石垣。
これがなんと室町時代のもの伝えられているのだから、すごいものを見ているんだな♪
どうかん屋敷跡中央部は4.7mほど近世期補修石組で、両側に幅0.8mの築地堀らしい石組が見られ、屋敷の入口跡と伝えられている。
どうかん屋敷跡を見る旅相棒

これらの説明は現地で読むことができるので、訪れた際はしっかりと読んでおこう。

説明板を読む旅相棒。
どうかん屋敷跡のコスモスどうかん屋敷跡のコスモス

どうかん屋敷跡はいつ来てもいいんだけど、どうせならコスモスも一緒に見ようということで10月にしてみた。コスモス名所というほど植えられてはいないけどね。
どうかん屋敷跡

石垣から奥行18mは畑地で、さらに奥は林地、西北には園地の面影を残している。

どうかん屋敷跡は平成6年3月24日に市指定文化財に 。
どうかん屋敷跡どうかん屋敷跡の「どうかん」は豪族と伝えられているけど、岩崎寺観音堂鰐口(わにぐち・仏堂の正面軒先に吊り下げられた仏具の一種)に明徳3年(1392年)在銘の奉納者、「道乾」という名があり、同一人物と考えられている。
どうかん屋敷跡

岩崎寺観音堂はどうかん屋敷跡から500mほどの場所にある。徒歩で約10分。山陽自動車道の下を通って歩いて行けばいい。

ちなみに、どうかん屋敷跡を見るなら、車はこの高架橋下辺りに停めるといい。もちろん駐車場ではないけど、車が来ても邪魔にならない程度のスペースがある。写真にも小さく車が写っている場所だ。
どうかん屋敷跡どうかん屋敷跡正面に広がる田地。
田地には内堀、外堀の小字名があることから、道乾は近郷を領地とした豪族と考えられているのだろう 。
INDEX

仁保の上道乾屋敷跡

旅をした日
2015年10月07日
………………………………………駐車場
無し
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
熊野神社
………………………………………最終更新日
2019/07/21
内容一部変更


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