本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
絶世の美女だった小野小町は、小野氏一族の文才の血筋を受け継いで、若いころから和歌の世界で活躍しました。その美貌で男達の視線を一身に集めましたが、歳月とともに色褪せていく自分の姿は、もともと自尊心の強かった小野には耐えられないことでした。
老いさらばえた姿を京の都にさらせまいと、小野は全国を転々と流浪を重ねた末に川棚に着きました。小野は愛用の銅鏡を片時も離さず、日ごと失われていく美貌に無常を感じながら晩年をひっそりと暮らし、この地に果てたと伝えられています。
小野小町
様々な諸説があるが生没年は大よそ825年頃〜900年頃。
平安前期9世紀頃の女流歌人で、六歌仙・三十六歌仙の一人
小野は愛用の銅鏡を片時も離さなかったので、今でも墓の前には鏡が供えられていた。一体どれほどの美貌だったのだろうか。
世界三大美女と云われているが、三大美女に含めるのは日本だけのようだ。しかも、当時の絵や肖像が現存しないので、実際のところ美人かどうかは不明とのこと。現在目にする絵は、後世に描かれたものだ。