白壁の町並みと金魚ちょうちん
柳井市は元禄時代から瀬戸内海屈指の商都として栄えた地域です。古市、金屋地区には、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定された白壁と格子窓の古い町並みが200m続き、今でも当時の面影をしっかりと残しています。
毎年8月13日には、柳井名物金魚ちょうちんをメインとした夏祭りが開催されます。柳井駅前周辺の商店街、白壁の町並みに約3,000個の金魚ちょうちんに灯を灯し、様々なイベントが行われます。
いつも平日に歩いているからかもしれないが、静寂とした雰囲気の町並み。
柳井市の郷土民芸品である金魚ちょうちんが風に揺られている。
金魚ちょうちんの由来は、幕末のころ、柳井津金屋の熊谷林三郎氏(さかい屋)が、青森のねぶたにヒントを得て伝統織物「柳井縞」の染料を用いて創始したといわれている。
ちなみに、金魚ちょうちんは、いつも飾られているわけではない。毎年8月13日に開催される、柳井金魚ちょうちん祭り前後一週間くらいじゃないかな。
白壁の町並みには、何件かお店もある。ぎゃらりぃ小路や、きらら白壁の町柳井店など。
茜工房では甘露ソフトクリームを味わうことができる。しょうゆ~~!? と思いそうだけど、意外にすごく美味しい!!
しらかべサイダーは、きらら白壁の町柳井店。夏は氷水に浸けられて売られていたので、喉が渇いたら買ってみよう。
しらかべ学遊館は、柳井市の歴史、民俗、伝統文化などのテーマに沿って資料展示。
入館料は無料。
開館時間:9:00~17:00
休館日:毎週火曜日・年末年始
掛屋小路
白壁通りから柳井川へ通じる唯一の道だった掛屋小路。江戸時代、この小路の突当りに「掛屋」という金融業を営んでいた豪商がおり、その屋号がそのまま道に付けられている。
柳井川お散歩公園の金魚ちょうちんトンネルの密集感がたまらない♪
青空の下、動く影も見ていると本当に空を泳いでいるように見える。
白壁の街並みなから柳井駅へと続く麗都路通りにも沢山の金魚ちょうちんが吊るされている。その名の通りレトロな雰囲気が漂い、オルゴール館などもある。
レトロな雰囲気に合わせて設置された郵便ポスト。旧周防銀行本店をモデルにしている。
旧周防銀行本店
1907年(明治40)に建てられたもので、日本でも数少ない洋館として国の登録有形文化財に指定。
現在は柳井市町並み資料館、柳井市出身の歌手松島詩子記念館として使用されている。
お鐘金魚
柳井市町並み資料館内にあるお鐘金魚。硬貨を上から入れて、いい音が聞こえたら綺麗なお金が巡ってくるかもしれないとのこと。入れた硬貨は戻ってくるので、お守りにでもしてみよう。
麗都路ポシェットパークには、金魚ちょうちんのモニュメント。
オルゴールの館「グリム」
麗都路通りにあるオルゴールの館。日本で唯一のオルゴール作曲家・橋本勇夫氏の作品を聴くことができる。5台の50弁オルゴールが、10分おきに自動演奏もされ、通り一帯に音色が響きわたる。
柳井駅には巨大な金魚ちょうちんが吊るされている。目はハートマークでお茶目。
白壁の町並みのすぐそばの柳井川に架かる
宝来橋。
柳井川で最初に架けられた歴史ある橋で、延宝2年(1674)頃に架けられたもの。
橋のたもとにある、当時の船着場の名残の「
がんぎ」。潮の干満を利用した荷物の積み下ろしに使われていた。
夜になれば幻想的な光景となる白壁の町並み。金魚ちょうちんの灯りを楽しみながら散策を。
2006年のときは雨が降り出したっけ。あの時の絶望感と言ったら(笑)
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