本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
1853年(嘉永6)のペリー来航によって対外的な危機感を感じた幕府から大船建造の要請を受け、1856年(安政3)に萩藩が建造した恵美須ヶ鼻造船所。同年にロシアの技術を用いた丙辰丸、1860年(万延元)にオランダの技術を用いた庚申丸の2隻の西洋式帆船が建造されています。
一つの造船所で異なる洋式造船技術が用いられた例は他になく、幕末に建造された造船所で唯一遺構が確認できることから、2013年(平成25)に国指定史跡、2015年(平成27)に世界遺産に登録されました。
こちらは恵美須ヶ鼻造船所跡に残されている防波堤。防波堤の上に上がることもできるけど、石段の段差が大きいので旅相棒が苦労していた(笑)さて、この造船所で造られた船は2隻。
こちらは萩藩最初の洋式木造帆走軍艦、丙辰丸。形式はスクーナー型で、全長約25m。1856年(安政3)に造られたので、その年の干支にちなんで丙辰丸と命名。藩の主力艦として、海軍の練習と国産貿易(大坂、長崎、江戸を往復)の任務にあたった。現在は造船所見取図に沿ってロープが張られ、どの位置に何があったのかより分かるようになっていた。世界遺産登録前に比べれば見応えは上がっていた。
だけど、やっぱり少し地味な世界遺産かな。恵美須ヶ鼻造船所跡
旅をした日
2015年04月26日
2015年07月15日
2020年09月19日
………………………………………入館料
無料・常時公開
………………………………………駐車場
周辺に臨時駐車スペース有り
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
萩反射炉
美萩海浜公園
道の駅しーまーとの河津桜
………………………………………最終更新日
2020/09/23
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