本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
1,000年以上の古い歴史をもつ俵山温泉の北のはずれにあるお堂。
天文20年(1551)9月1日、中国地方の太守大内義隆公は家臣の陶晴賢に攻められ湯本温泉の大寧寺で自刀し、た。翌2日、長子の義尊公はこの奥で捕らえられ斬首されました。末子の歓寿丸は女装して山中にかくまわれていましたが、翌年春捕らえられてここで殺され男児の証拠に男根を切られて持ち去られました。これを里人はあわれんで、この社を建て霊を慰めました。
ここへは、子宝に恵まれない人や健康増強への願を託す参詣者が多いようです。
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県道281号線沿いにあり、近くには俵山温泉や、つつじで有名な熊野山公園もあるので、立ち寄る人は多い
たまに奇声?のようなものが聞こえるが、ほとんどは若い男たちだな(笑)

年配の女性2,3人で訪れているのを見かけたことがあるけど、「あら、恥ずかしいわあ……」、「ウチのもん(主人)と同じ形だわあ…」なんて、会話してた(笑)
なんとも珍名所的な雰囲気が漂うけど、神聖な場所なのを忘れてはならない。
奉納された麻羅のモニュメントには、様々な願いが記されていた。子宝に恵まれるようにとの願いが多い。
…それにしても、宇宙人みたいな絵はなんだろうな(笑)

期間限定で開催された、麻羅観音ライトアップ
夜になると真っ暗になる俵山周辺の中で、LEDの灯りで麻羅観音が浮かび上がる。夜に一人で来るには少し寂しいかな…。
麻羅観音ライトアップは俵山知恵出し会議が企画。夜の風情も楽しんでもらおうというわけだ。過去にライトアップはなく、2013年が初めての試み。


俵山温泉街にある福田泉月堂で見つけた、麻羅観音キーホルダー。これはここでしか見かけたことがないので、レアなお土産と言えるかも。