本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
この唐樋は寛文8年(1668)に高泊開作(400ヘクタール)の潮止めの排水用樋門として造られました。当初は三枚の招き戸で開閉していた三挺樋でしたが、安政4年(1857)に排水効率を高めるために五挺樋に拡張され、平成元年まで使われていました。
排水口に設けられている招き戸は、潮の干満で生じる自然の水圧によって開閉する仕組みで非常時には招き戸をロクロで巻き上げるように設計されています。とても貴重な遺構で、国の史跡に指定されています。
木の棒に巻かれた紐も当時のまま。木の棒がロクロ代わりというわけだな。
潮の干満で生じる自然の水圧によって開閉する仕組みだが、非常時には招き戸をロクロで巻き上げるように設計されている。