本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
関の氏神として奉斎されている亀山八幡宮で、風鈴まつりが開かれています。海をイメージした風鈴の廻廊が設置され、約800個の風鈴が涼しげな音を奏でています。![]()
貞観元年(859)、八幡神が京都・石清水八幡宮に勧請される途中、当時島だった亀山の麓に船を繋いだ。その夜、「此の山清浄なり、しばらく祭祀し奉りて路を進むべし」との神託により、宮殿を造営したのが亀山八幡宮の始まり。


さて、亀山八幡宮の境内では「海」「波」「虹」をイメージした回廊が設置され、約800個の風鈴が吊るされている。
風鈴を通じて涼を感じてもらおうと、2023年から開かれているイベントだ。音色と風鈴に付けられた札のカラカラとした音が心地よい。

回廊には茅の輪も設置されていた。どうやら7月29、30日は夏越祭だったらしい。茅の輪くぐりは30日夕方、夜には亀山八幡宮花火大会もあったようだ。
どうりで、境内でたくさんの屋台の準備が進められていたわけだ。
そのためか、周辺は車も観光客も多かったなあ。風鈴まつりは7月1日から9月7日まであるのに、祭りのタイミングを選んでしまう間の悪さよ(笑)
そのおかげで、茅の輪と風鈴が一緒に撮れたのは良かったけどね。
この日は風がとても強い日だったので、風鈴の音は響くわ、猛暑というほど暑さを感じられなかったのも良かった。
約800個の風鈴の中に、開運招ふくの風鈴が1個だけあった。みんなも探してみよう。
ふくと言えば、境内には日本一のふくの像がある。毎年9月29日にふくの日祈願祭が行われている。
下関には南風泊市場というフグ専門の卸売市場があり、ふぐの取扱量が日本一でもある。下関市は「ふぐのまち」とも呼ばれている。
風鈴まつりのイベントを知ったとき、絶対に撮りたいなと思っていた風景。風鈴と関門海峡だ。対岸に見えるのは福岡県北九州市。
夏は旅が減ってしまうので、毎年風鈴巡りの旅とかいいかもしれないな。
鳥居横には床屋発祥の地碑がある。鎌倉時代に京都御所守護職の親子がこの地に移住し、新羅人から髪結の技を学び我が国初の床屋を開いた。
この他にも見所はあるけど、それらは別の機会に紹介するとしよう。