山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(下関市)

本州最西端の地・毘沙ノ鼻

毘沙ノ鼻は本州最西端の地として知られ、展望広場からは美しく雄大な響灘、蓋井島、そして本州最後の夕陽を見ることができる絶好のポイントになっています。尚、厳密な本州最西端に建てられた石碑は吉母管理場(清掃工場敷地内)となっているため、石碑を見たい方は吉母管理場で許可を得て入るようになっています。

また、下関市から本州最西端到達証明書を発行してもらうことができます。

毘沙ノ鼻

駐車場から毘沙ノ鼻遊歩道を少し歩くと展望広場が整備されている。デートスポットにおすすめしたい名所だ。

ただ、本州最西端に来たからといって、公共物に記念の落書きするのはやめよう。
毘沙ノ鼻モニュメント

毘沙ノ鼻の展望広場には、灯台のモニュメントが設置されている。本州最西端の地と記されているので、記念撮影にはぴったり♪

公共物に名を残すのではなく、写真で記念にしよう。
毘沙ノ鼻毘沙ノ鼻

写真左の島は沖合い約5kmの蓋井(ふたおい)島。蓋井島の名の由来は、神功皇后が三韓征伐(西暦300年代?)の時、この島の水の池と火の池の二つの井戸を蓋で覆ったことからきているそうだ。人口は約100人。夕日に照らされた蓋井島も美しく、見所の一つ。
毘沙ノ鼻うっすらと見える山々は北九州方面。地平線に落ちていく夕陽の美しさはもちろん、昼間の海を眺めているだけでも気持ちがいい。
毘沙ノ鼻広場には本州最西端到達証明書発行の案内板もあるので忘れずにメモしておきたい。下関駅・新下関駅構内の観光案内所でも1枚100円で販売されているので、急ぎの方はこちらで購入するといいだろう。
本州最西端到達証明書こちらが本州最西端到達証明書。証明書の到達日は平成26年8月24日だけど、初到達日は平成18年8月12日となる。
本州四端踏破ラリー

こちらは観光案内所でもらった本州四端踏破ラリーパンフレット。なかなか興味深いし、時間があればぜひとも行ってみたいものだが、岩手県宮古市の本州最東端の魹ヶ埼(とどがさき)は車で行けず徒歩1時間もかかってしまうのは…(笑)

それでも2013年当時は256名が踏破している。自分もいつか踏破できるだろうか。
毘沙ノ鼻

久しぶりの旅は7年後の2021年。当然のことながら本州四端は行けてないわけで(笑)

さて、駐車場には2017年からチェーンソーアートの干支が飾られている。そして、吉母マップを挟んで恐竜のチェーンソーアートがある。
恐竜のチェーンソーアート

なぜ恐竜なのかというと、平成5年(1993)に吉母海岸で恐竜の化石が発見されたから。しかも中生代ジュラ紀(1億4千万年前の地層から発見されたことから、国内最古の恐竜足跡化石として話題になったらしい。

過去の旅ではそんな看板等がなかったので、まったく知らなかったな。
毘沙ノ鼻毘沙ノ鼻

こちらが恐竜の説明がされている看板。
ちなみに発見された足跡化石は三枚の葉を広げたような「三葉型」で、種はイグアノドン。
化石そのものは福岡県北九州市の「北九州市立いのちのたび博物館」に収蔵。
足跡ペイント

遊歩道入口には足跡がペイントされている。大きさは化石の約10倍サイズの270cm。

吉母管理場内にもペイントしたとあるので、展望台から見てみるとしよう。
毘沙ノ鼻この日は日曜日ということもあって、観光客は多いほうだった。初めて旅をした2005年頃はほとんど人はいなかったよなあ。
毘沙ノ鼻本州最後の夕陽が見れる場所なんだけど、未だに夕陽のタイミングでは旅をしていない。四端を制覇するしない以前にはよ夕陽を見に来いよと(笑)
毘沙ノ鼻遠くには福岡県北九州市が見えている。手前下に見えるのが吉母管理場。石碑はここにある。
吉母管理場写真では見えないけど、中央の道に10個の足跡ペイントがある。旅をした際は忘れずに見ておこう。
恐竜の壁画駐車場入口前には、恐竜壁画アート。地元の幼稚園、小中学校の生徒50名が参加して描かれている。
恐竜壁画アート

ちなみに、国道から毘沙ノ鼻に続く市道約3kmを「恐竜街道」と名付けている。

壁画アートは午後だと日陰になってしまうので、写真を撮るなら午前中がいいだろう。
恐竜壁画アート壁画アートの右端には本州最西端の石碑と、下関市の花ハマユウが描かれているが、こちらは下関市の漫画家・サカモトマサカさんが描いたとのこと。
毘沙ノ鼻さて、毘沙ノ鼻からも近い川棚のクスの森にある伝承の中に蓋井島のキーワードが出てくる。最後に紹介しておこう。
川棚のクスの森

こちらが川棚のクスの森
このクスの根元には、戦国時代に陶氏の乱(川棚ヶ原の戦い)で倒された大内義隆公の後を追うように、この地で命尽きた愛馬、雲雀毛が埋葬されたという伝承が残っている。

そして、この愛馬にも伝説が残されている。
川棚のクスの森本州最西端に近い御崎という集落に古い時代に牧場があった。あるとき子馬が生まれるものの母馬はすぐに死んでしまった。子馬は悲しみ、母馬を捜していななくと、海を隔てた蓋井島でヒヒヒーンと鳴き声がする。

泳いで島へ渡りいななくと、牧場でヒヒヒーンと声がする。泳いで帰り着くと蓋井島で声がする。子馬は、こうして海を何度も往復するうちに、ヒバリ毛の名馬に育ったという。
(参考文献:山口県謎解き散歩)
INDEX

毘沙ノ鼻

旅をした日
2005年04月23日
2005年05月30日
2006年08月12日
2014年08月24日
2021年09月19日
………………………………………駐車場
有り
………………………………………利用可能時間
8:30~日没
時刻を過ぎると門は閉まります
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
吉母海水浴場
室津海水浴場
………………………………………最終更新日
2021/10/09
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