山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(山口市)

泉福寺のオゴオリザクラ

山口市指定天然記念物に指定されている泉福寺のオゴオリザクラ。植物分類学的には、種の段階ではヤマザクラ、品種の段階ではヤエノヤマザクラですが、栽培段階では今日まで記載されたものには該当するものがなく、小郡以外にはないようです。

1992年の台風で幹が折れるなどの被害で老朽化が進んでいたようですが、2015年の台風で完全に倒れてしまったとのこと。その後、原木からひこばえで育った樹高4mの木で2017年に開花するも、同年6月に有毒なキノコ菌の影響で枯死が確認されました。これに伴い、2018年に山口市指定天然記念物を解除されることとなりました。

泉福寺のオゴオリザクラ

樹齢は100年以上で台風の被害で老化が進むが、美しく咲き誇っていた泉福寺のオゴオリザクラ。

旅当時の2008年は樹高7mだったけど、天然記念物指定当時の1982年は樹高17m、根回り3.2mの巨木だったらしい。
泉福寺のオゴオリザクラ未記載の品種で貴重であり、1982年に小郡町(現山口市)天然記念物に指定。
オゴオリザクラ

花は八重咲きで、花弁は15枚前後、おしべは50本前後ある。

八重咲きのものには、めしべが不完全で結実しないものが多いが、、このサクラのめしべは健全で少ないながらも結実するとのこと。
オゴオリザクラ

種の段階ではヤマザクラ、品種の段階ではヤエノヤマザクラになるが、栽培段階では今日まで記載されたものには該当するものがない。

とにかく珍しい桜のようだ。小郡にしかないようだし。
オゴオリザクラ

ヤマザクラとしては、県下有数の巨木であったようだ。現在はその姿を見れなくなって残念。

ただ、原木から接ぎ木した苗木の植樹で、其中庵などでオゴオリザクラは見ることができる。
オゴオリザクラ

最後に「おごりん」の存在を紹介しておこう。「おごりん」は、ピンク色のゴリラの容姿をしており、オゴオリザクラの妖精だ。

食いしん坊、そしてちょっぴりやんちゃでわがまま気ままな性格で、うれしいときや悲しいときには、桜の花びらを散らすらしい。
INDEX

泉福寺のオゴオリザクラ

旅をした日
2008年04月08日
………………………………………駐車場
無し
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
メディカルパーク小郡のイルミ
其中庵
………………………………………最終更新日
2021/04/24
内容一部変更


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