本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
天平19年(747)行基菩薩により創建された地蔵院。毎夜霊光が現れるということで「長安寺」という名でしたが、その後衰退し明治初年に防府の国分寺の塔中であった「地蔵院」を今の地「岩屋」に移し「岩屋山」と山号を改め「岩屋山地蔵院」となりました。
山陽花の寺二十四か寺の一つで様々な花が楽しめるほか、境内に桜の品種は県内で最も多く、見応えのある桜名所となっています。![]()
境内に咲く桜の品種は県内でも随一を誇る。しかも聞いたことがないものばかり。駐車場側から挙げていくと、白妙桜、松月桜、プリンセス雅、手弱女桜、陽光桜、鬼無稚児桜、数珠しだれ、虎の尾、普賢像、御衣黄、八重紅虎の尾、天の川、麒麟桜、一重枝垂桜、ウコン桜、吉野ピンク、楊貴妃桜。
もしかしたら抜けがあるかもしれない。それほど岩屋山地蔵院の桜は多い。咲くタイミングも違うので長い期間楽しめる。
境内では早咲きの陽光桜と同じタイミングで咲くであろう「プリンセス雅(みやび)」。 雅子妃ご成婚記念で植樹。
プリンセス雅とは聞いたことない品種だけど、埼玉県鳩ヶ谷市・埼玉植物園から当初、プリンセス雅として売り出された品種らしい。
プリンセス雅の右横には手弱女(たおやめ)桜、左横は白妙桜と松月桜がある。タイミングが合えばコラボをしてみたい。




プリンセス雅の右横に咲くのが手弱女(たおやめ)桜。こちらも大輪の八重桜。


白妙桜手前に咲くのが松月桜。江戸時代以前から荒川堤で栽培されていたサトザクラの一つ。
花だけを見れば普賢像桜とよく似ていて区別が難しい。若葉の色の違いで判断だ。




境内ではおそらく1本しかないであろう、数珠しだれ桜。珍しい桜なのか、調べても情報が得られなかった。


さあ、第一駐車場に向かって歩いてみよう。桜並木っぽくてメイン通りに感じるかも。


人それぞれだが、個人的には岩屋山地蔵院の桜で一番印象に残るのは、この八重紅虎の尾かな。


八重紅虎の尾がすごく目立つので、じっくり見ないと見逃してしまう可能性があるのが御衣黄。




天の川という名が好き。
存在を忘れそうになってしまうが、ソメイヨシノも天の川桜の横で咲いている。岩屋山地蔵院ではソメイヨシノは少ないね。ある意味貴重。


さあ、境内に入っていこう。もうお腹いっぱいですが。




ウコン桜と共演しているのは八重紅枝垂桜。
八重紅枝垂桜は石段の中間地点、庭園への入口にある。まあウコン桜の隣ですな。
岩屋山地蔵院の桜の中では、この八重紅枝垂桜が一番多い。第二駐車場から裏山周辺は八重紅枝垂桜が占めている。
境内側から見た八重紅枝垂桜(左)と一重枝垂れ桜(右)。


庭園から大悲山霊光院へ上がる階段の途中に咲くのは、吉野ピンクという桜。
根元の札には確かに「吉野ピンク」と記されているが、調べてみても見つからない。ソメイヨシノがピンク色だから吉野ピンクと呼んでいるのかな?
吉野ピンクの近くで咲いている楊貴妃桜。楊貴妃の里で楊貴妃桜とは違って見えるので、品種の札がないとまず楊貴妃桜とは思わなかった。


枝垂れ桜小路って感じ。第二駐車場から本堂裏まで続いている。枝垂れ桜の見応えバッチリ。

まだ普賢像桜などしっかり撮れていない桜もあるし、種類も多いので、岩屋山地蔵院の桜は今後別ページに分けて紹介しようかな。
種類が豊富すぎて、一気紹介は疲れます(笑)岩屋山地蔵院の桜
旅をした日
2021年04月07日
2022年03月30日
2022年04月03日
2022年04月06日
2022年04月17日
………………………………………駐車場
有り
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
大村益次郎誕生宅跡
………………………………………最終更新日
2025/02/22
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