山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(山口市)

夏の長門峡

21世紀に残したい日本の自然百選・森林浴の森百選に選ばれた美しい渓谷、長門峡。英斑岩が川の水に侵食されてできた渓谷は、両岸にそそりたつ断崖絶壁、深淵、滝、奇岩怪石が続きます。詩人中原中也もこの地を訪れた際に、美しさを讃えた詩を残しています。

阿東町側の入り口である道の駅長門峡から、萩市川上側の竜宮淵まで約5.55kmの遊歩道が整備されており、夏は避暑地、秋は紅葉と四季折々の情緒を楽しめるようになっています。

道の駅長門峡

長門峡は片道1時間半はかかる道のり。往復するつもりならば、道の駅長門峡でしっかりと準備しておきたい。水分補給用にスポーツドリンクも買っておこう。

なお、当時は2010年で現在ほど猛暑日も少なかったから歩けたけど、今は夏は避けた方がいいだろう。
長門峡

道の駅長門峡から出発し、0.5kmのところにある 丁字川出会淵から千瀑洞口までの風景。

この辺りは平坦で歩きやすく、長門峡を少しだけ歩きたい方におすすめな場所。
千瀑洞口(せんばくどうぐち)

千瀑洞口(せんばくどうぐち)
~道の駅長門峡より約1.6km~

千瀑洞口周辺の両岸は絶壁が続き、迫力ある眺めが楽しめる。大きな岩も多く、水量が多ければ急流の風景も楽しめそうだ。
東屋

千瀑洞口には東屋がある。まだまだ先は長いので、ここで一休みしていこう。

ここでは河原にも下りられるので、写真でも撮りながらのんびりね。
長門峡遊歩道千瀑洞口から榧ヶ淵(かやがぶち)周辺は所々遊歩道が狭くなっている。渓谷を歩いてるって感じがするぞ♪
長門峡長門峡

道の駅長門峡からのショートコースでは、千瀑洞口から榧ヶ淵にかけてが一番見応えがあるんじゃないかな。引き返すのはここを見てからにすることをおすすめしよう。
榧ヶ淵(かやがぶち)

榧ヶ淵(かやがぶち) ~道の駅長門峡より約2km~

榧ヶ淵では対岸からつき出した大きな角ばった岩が、淵にカーブを描いている。ここは独特な雰囲気があって、個人的には一番好き。
榧ヶ淵(かやがぶち)

まだ半分も来てないんだけど、渓谷の最深部に来たみたいな、そんな雰囲気があるよね。

この辺りから大谷淵まではアップダウンが多いので、体力に気を遣いつつ歩こう。
舟入

舟入(ふないり) ~道の駅長門峡より約2.4km~

舟入周辺はとてもゆるやかな流れになっており船溜りになりそうなほど。この辺りまで来るとやや疲労が出てくるころ。休憩ができる鈴ヶ茶屋まであと約1km。
大谷淵

大谷淵 ~道の駅長門峡より3.1km~

舟入から大谷淵周辺は、岩が岸からせり出しておらず広々としている。木々や空などの風景が鮮やかに水面に映る。午後は日陰になってしまうので、午前中から昼にかけてがいいかも。
獺淵

獺淵(かわうそぶち) ~長門峡より3.25km~

この獺淵は、川上の昔話で化け物の大カワウソが猟師に退治されたという言い伝えがある場所なんだそうだ。ここも流れがゆるやかなので水面に景色が映ってきれいだ♪
鈴ヶ茶屋

道の駅長門峡から歩くこと3.75km。竜宮淵からは2.1kmとなる。獺淵を過ぎてテーブルとイスが見えてきたら鈴ヶ茶屋だ。

最終地点の竜宮淵まで2kmもあるので、水分が切れたならここで補充していこう。閉まっているかもしれないけど…。

鈴ヶ茶屋では鮎料理が味わえるけど、疲労感があると食欲ないかもしれないな…。
景観がいいので、食事目当てなら竜宮淵から出発するといいかもしれない。
ちなみに、この鈴ヶ茶屋より上流が山口市で、下流が萩市となる。
広滑

鈴ヶ茶屋周辺は広滑(ひろなめり)といって、遊歩道との高低差があまりないので河原に下りることもできる。

この辺りから紅葉もきれいになってくるので、秋はおすすめ。
高島洞門

高島洞門
~道の駅長門峡より4.25km・竜宮淵より1.7km~

長門峡探勝道路の基礎作りに多大に貢献した、高島北海(地質学者)の名が刻まれたトンネル。こういったトンネルは雰囲気があっていいな。
長門峡

高島洞窟を抜けて見る景観。長門峡マップにも記載されていたけど、確かにきれいな景色だ。

この辺りから下和留瀬にかけて10m近い高さの場所に遊歩道があるので、眺めはいい♪
佳景淵

佳景淵
~道の駅長門峡より4.45km・竜宮淵より1.5km~

長門峡マップによるとこの辺りが佳景淵…のはず(記憶が曖昧だけど…)。川上(萩市)の昔話で、河童がクモに化けて糸を足に掛けて引きずり込んだという伝説があるそうだ。
上和留瀬・下和留瀬

上和留瀬・下和留瀬
~道の駅長門峡より約4.75km・竜宮淵より1.1km~

渓谷内で最も急な瀬がある和留瀬。写真は下和留瀬周辺。
紅葉橋紅葉橋

紅葉橋 ~道の駅長門峡より4.85km・竜宮淵より0.6km~
道の駅長門峡を出発して1時間以上経過。やっと辿り着いた紅葉橋。
この辺りは紅葉がきれいなので人気のある場所だ。
竜宮淵からも0.6km、10分程度で来れるので最も人が多い場所だろう。
長門峡

紅葉橋からの眺め。紅葉シーズンは人が多いのであまりゆっくり眺めることができないけど、シーズン外ならばのんびり。

なお、紅葉橋を渡って生雲ダムまでの生雲渓遊歩道は落石の為、現在は通行止め。暗がり淵を一度は見てみたいけどなあ…。
第二断魚瀑

第二断魚瀑 ~長門峡より5.5km・竜宮淵より0.6km~


断魚瀑とは岸の間を水が猛烈な勢いで落ちていく場所。あまりにも急流なため、魚も逆上っていけないほどと言われている。
第二断魚瀑第一断魚瀑は紅葉橋のすぐ近く。今回は写真を撮り忘れていたので次回はじっくり見てみよう。
白糸の滝雪舟庭

紅葉橋から第二断魚瀑間の遊歩道沿いにある滝。
写真左が白糸の滝で、右が雪舟滝。周辺の雰囲気と合わさって風情があると思う。
龍宮淵

道の駅長門峡から歩くこと1時間半。やっと到着の竜宮淵。断魚瀑とは違って、流れは静か。

水底に竜宮があるという言い伝えから、竜宮淵という名が付けられている。
龍宮茶屋

竜宮淵には竜宮茶屋がある。
ここで食事やおみやげが購入できる。

道の駅長門峡から歩けばかなりの疲労度なので、ここでのんびりしていこう。
長門峡

さて、今からまた1時間半かけて戻りますか。疲れが取れるまでは駐車場から景色を楽しもう。

お疲れ様でした♪

紅葉シーズンである11月は、道の駅長門峡から竜宮淵までを往復するシャトルバスが運行されているので、片道で思う存分堪能して、帰りはバスを利用してみてもいい。

平日と土日祝の便数が異なるので、時刻表と一緒にスタート時に調べておこう。
INDEX

夏の長門峡

旅をした日
2010年08月25日
………………………………………長門峡散策
散策自由
………………………………………営業時間(道の駅長門峡)
道の駅長門峡
9:30~18:00
お食事処「長門峡」
10:30~15:00(平日)
10:30~16:00(土日祝)
龍宮茶屋
10:00~17:00
鈴ヶ茶屋

………………………………………定休日
道の駅長門峡:毎月第2火曜日
11月は無休
龍宮茶屋:年末年始
鈴ヶ茶屋:?
………………………………………シャトルバス料金
大人:1,000円
小人:500円
………………………………………日本百選
日本百景(1927)
21世紀に残したい日本の自然百選森林浴の森百選(1986)
………………………………………駐車場
無料
………………………………………長門峡の見どころ
夏の長門峡
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
道の駅長門峡
大野神社のイチョウ
………………………………………最終更新日
2023/10/04
周辺の立ち寄りスポットに
大野神社のイチョウを追加


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