山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(光市)

虹の鯉のぼりプロジェクト

2014年から光市の虹ヶ浜海岸で行われている「虹の鯉のぼりプロジェクト」。きっかけとなったのが、2013年に浅江中学校の生徒らが宮城県東松島市に訪れ、「シンサイミライ学校交流会」に参加したことで賛同した、津波の犠牲となった子どもへの鎮魂の思いを込めた「青い鯉のぼりプロジェクト」。

東日本大震災を忘れない為にも、そして中学生達の想いを受け継いでいくためにも、 ここの地域では青い鯉のぼり以外の鯉のぼりを集め、東松島市と空と海でつながっている虹ヶ浜に掲げています。

虹の鯉のぼりプロジェクト2014年5月7日。本当は光市の旅の予定ではなく、山口市徳地の出雲神社の藤を見に行く予定だったんだけど、この年は藤の花の付きが悪いという情報を直前で得たので、光市の旅に変更。
虹の鯉のぼりプロジェクト

虹ヶ浜海岸では、虹の鯉のぼりプロジェクトが行われており、たくさんの鯉のぼりが泳いでいた。

虹の鯉のぼりプロジェクトのきっかけとなっているのが宮城県の「青い鯉のぼりプロジェクト」。
虹の鯉のぼりプロジェクト2011年3月11日14時46分 1000年に1度と言われる大地震が東北地方を襲った。話はそこから始まる。

内陸部は震度7を記録し、大地は大きく地割れし、太平洋沿岸部にはかつて経験した事の無い大津波で街は何もかも流されてしまい尊い命が何万と失われた。
幸い仙台にいた僕、体調を崩して病院にいた父、学校にいたすぐ下の弟は無事だった…が、
この津波で母、祖父、祖母は未だ行方不明。5歳の弟は遺体となって見つかった…。
地震後必死に年老いた祖父母と幼い律を連れて津波から逃げた母。
父との電話で話してる最中通話は突然切れた…。
虹の鯉のぼりプロジェクト

特徴が似てると連絡があり、遺体安置所に行くとそこには冷たくなった律が…。

冷たくて動かないけれどその顔は本当に寝ているみたいだった。夢だよね?これ覚めるんだよね?何度も自分に問いかけた。

まだ見つからない母や祖父母を探し、瓦礫をいくつも、いくつも避けても変わらない時間だけが過ぎて行くその風景の中で、泥だらけの「青い鯉のぼり」が出て来た…。
虹の鯉のぼりプロジェクト

年の離れたかわいい伊藤家のアイドル!やんちゃでお母さんが大好きで一時も離れない甘えん坊。鯉のぼりは僕等上の兄弟の時より大きな本家からのプレゼント

自分の鯉のぼりでもないのに喜んでたっけ…。

前日インターネットでフラダンスの動画を見て戯ける律は、当たり前の日常を幸せと思わせてくれる。そんな笑顔だった。
虹の鯉のぼりプロジェクト

その時確かに聴こえたんだ。
「健ちゃん!今年もお空に律の鯉のぼり高くあげてね」って…

僕は家の仕事もそっちのけで鯉のぼりを近くの川で洗い、母や祖父母達への思いも乗せ次々と出て来た四匹の鯉のぼりを家の在ったあたりに空高く揚げた。「律! 見えるか!」

天高く揚げた鯉のぼりが喜んでるかのように風にのって体をくねらせ泳ぎ始めた。
(青い鯉のぼりプロジェクトとは?より抜粋)
虹の鯉のぼりプロジェクト犠牲になった子供達が天国で寂しくない様にと、東松島市と空と海でつながっている虹ケ浜に掲げている多くの鯉のぼり。今にも子供たちのところへ泳いでいきそうだ
虹の鯉のぼりプロジェクト俺や旅相棒の想いも一緒に運んでくれるかのように強く風が吹き、澄み渡った青空を鯉のぼりが元気よく泳いでいた。
INDEX

虹の鯉のぼりプロジェクト

旅をした日
2014年05月07日
………………………………………開催期間(2014)
4月27日~5月11日
………………………………………駐車場
有り
………………………………………虹ヶ浜海岸の見どころ
虹ヶ浜海水浴場
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
西河原緑地公園のつつじ
浅江神社のしゃくなげ苑
………………………………………最終更新日
2020/04/30
内容一部変更


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