龍鱗郷
平成3年(1991年)、道路工事中に発見された玄武岩柱状節理。
全体の印象が龍の鱗のようで、地域に伝わる神楽舞の蛇を連想することから龍鱗郷(りゅうりんきょう)とも呼ばれています。
車を走らせていたら、目の前に現れた大きな玄武岩柱状節理。駐車場と展望台もあるので、開けた場所からしっかりと眺めてみよう。
今から約3000万年前に噴火、流失した溶岩が冷えて安山岩が形成。その後、かつてこの地域を流れていた古田万川により侵食され、河底に磯・砂が堆積。
今から約200~10万年前、山陰地方は火山活動の場となり、各地で溶岩が噴出。一部の溶岩が古田万川の河底に流入し、水蒸気爆発を起こして破砕。水中自破砕溶岩の層が形成される。
その後、乾陸化した古田万川に沿って噴出した溶岩が冷却、固結して、玄武岩ができあがり、乾陸化で冷却したため体積収縮によって柱状節理が生成された。
ちなみに、愛称の「龍鱗郷」は、平成10年3月卒業の小川中学校生徒が考えたものとのこと。
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