本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
下松市に鼎の松(かなえのまつ)というものがあります。はるか昔、この松に大星が降り、七日七夜照り輝いたという伝説が今なお語り継がれています。かつては「降臨の松」「連理の松」「相生の松」の三樹が鼎立(ていりつ)していたため、鼎の松と呼ばれ、今に至っています。
この伝説が、星降る街、下松(くだまつ)の由来にもなっています。
西暦595年の推古天皇の頃、鷲頭庄青柳浦(わしずのしょうあおやなぎのうら)の松の木に大星が降り、七日七夜光り輝いた。その時、占いを行う人に神がかりなお告げがあったという
われは北辰(北極星)の精である。今より三年の後、異国の太子が来朝される。
その守護の為、ここに天降ったのであると。
3年の後、お告げの通り百済の琳聖太子(りんしょうたいし)が渡来してきたという。 北辰の精が松の木に降ったというので、それまでの青柳浦を「降松」と改め、その後に今の下松と書くようになったといわれる。
この松の存在は、県内のドライブを始めた2000年頃から知ってはいたがなかなか機会に恵まれず、今まで一度も見たことはなかった。今回たまたま下松駅前を通りかかったときに、「今こそ、その存在を拝むべき時なのだ」と鼎の松の存在を思い出すお告げがあったのだ。伝説にならって3年後に見ようかとも思ったが、今見なけりゃ3年後も絶対に見ないだろうということで、さっそく下松駅に降り立った。
鼎の松は下松駅から徒歩3分ということだけを記憶していた。ともあれ、無事辿り着いて見ることができた鼎の松。
なんかイメージしてたより小さいような…。調べてみると、今見ているのは2011年2月17日に植樹した5代目の松。 4代目は2010年9月に害虫で枯死していた。う〜ん、もっと早く来ていれば立派な4代目が見れていたのにな…残念。5代目鼎の松を見て得た教訓は「見たいと思ったらすぐ見に来る」だ。
ちなみに、1年後の4月8日に下関市豊田にある館ヶ浴の五色八重散椿を見たんだけど、こちらは2010年に雪で枝が折れていた。2年連続で「知っている名所は早く行っておく」という教訓を得てしまった(笑)金輪社の鳥居そばにある金輪の松2世。
鼎の松の別名が金輪の松か。園内にある碑には、
下松発祥之地 七星降臨鼎之松と記されている。
鼎の松
旅をした日
2012年06月13日
………………………………………駐車場
無し
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………………………………………最終更新日
2020/09/07
内容一部変更