本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
金毘羅山の南側山腹に広がる大岩郷。大岩郷とは巨大な岩塊礫が累積している様で、岩海とも呼ばれています。
このような景観の成因については、よく分っておらず、説の一つに「この地の岩海はかつて大地変のため山崩れが起こり、累々たる岩海の堆積場と化したが、その後、風化作用によって、角立った岩塊がほぼ球状を呈するに至った」があります。
昭和10(1935)年に国の天然記念物に指定。なるほど、見れば見るほど不思議な景観だ。
成因は大地変動起因説と洪積世の河川作用説があるけど、巨人にまるわる民話も残っている。ここと同じような景観で吉部の大岩郷(宇部市)があり、地元には、「昔、大男が担いできた天秤から大きな岩がころげ落ちてきた」という民話が残っている。
万倉の大岩郷も同じ民話なのだろうか。3,967uの面積に不規則に累々と積み重なり、緑溢れる景観にマッチしている。
岩は大きいもので7mにもなり、岩海の底には地下水も流れている。見応えのある景観ではあるけれど、自分以外誰もいないことがほとんど。
だから涼しい時季に来て、岩の上で寝転がったりしている。そしてジュースを飲みながら、景色を眺める。大岩郷がある場所は標高300m付近なので眺めはとてもいい。
鳥のさえずりが辺りに響き渡る。駐車場から岩海の横を抜けるように、遊歩道がある。
吉部の大岩郷に比べれば歩きやすいけど、岩の上を歩くことを想定して靴は選んでおきたい。途中からは道がないので、奥まで行くには岩の上を歩いて行かなければならない。靴さえしっかり選んでおけば、歩くのに苦にはならないかな。
一番奥には天に突き出た岩があった。このときは岩に上ってはいないけど、次訪れた時はここに座ってみよう。遠くから(駐車場)から見ても、間近に見ても岩の海の景観は爽快だ。日陰がないので、訪れる際は水分補給はしかっりしておきたい。特に夏なんかは。
おすすめは、新緑きれいな5月だ。