本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
標高456mの桜山の九合目にある、神功皇后を草創とする県内最古の真言宗寺院・南原寺。聖徳太子が仏教を広める為、諸国の霊地を選んで46ヶ寺を建立された内の1ヶ寺といわれ、藩制時代には長門33ケ所の17番の札所となり、観音霊場として有名になりました。
鳴る地蔵尊は、今から約240年前に建立され、地蔵様の頭を擦ると響く音がすることから「鳴る地蔵さん」と呼ばれ親しまれ、頭を擦った手をで自分の患部を擦ると病気が治ると伝えられています。なる地蔵は長門の国七不思議の一つにもなっています。
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南原寺にある地蔵堂のなる地蔵。今から約240年前に65世永賀僧正によって建立され、地蔵様の頭を擦ると響く音がすることから「鳴る地蔵さん」と呼ばれ親しまれている。
鳴ると成るをかけて、「成就する」という意味とも伝わっているらしい。
では、優しく擦ってみよう。音が聞きたいからといって間違っても叩かないように…。そして、頭を擦った手で自分の患部を擦ってみよう。病気が治るかもしれない。
首上病、特に脳に関係する病、頭が聡明になる等の御利益が多大らしい。ぼけ封じや学業向上などでも参拝する人は多いようだ。なるほど、表現は難しいが頭を擦ってみると確かに音がする。これが、長門の国七不思議の所以というわけか。
南原寺は敷地面積が広く、色々と見どころが豊富な寺で、長門の国七不思議にちなんで、


南原寺七不思議ニ番目
照葉樹林

南原寺七不思議三番目
無患子の木(むくろしのき)

南原寺七不思議四番目
霊水

南原寺七不思議五番目
役行者の力石

南原寺七不思議六番目
光明岩

ちょっと気合いを入れて歩かないと、見ることができない岩屋不動様。本堂横の山道を数百メートル歩く必要があるので、気軽に行ってみようとはならない。
往復したら結構体力消耗していて、ちょっとした登山感覚になっちゃった。
不動様手前の池の中にはお堂があったと伝わっているらしい。周辺にはまだまだ見どころがあるので、またいつかゆっくり見てみようと思う。


さて、南原寺はしだれ桜、彼岸花、紅葉は楽しめた。後はしゃくなげ、カラーだけということで、6月上旬に旅してきましたぞ。
カラーの開花は5月中旬頃で、見頃は6月末くらいまで続くらしい。カラーは南アフリカ原産の球根植物で、江戸時代にオランダから日本に伝わっている。
ぶっちゃけ、カラーという花は自分には無縁だったので名前を聞いてもピンとこなかった(笑)








密集度は小鯖八幡宮ほどではないけど、お地蔵さんと一緒に撮る楽しみが南原寺にはある。