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火の山公園トルコチューリップ園(2009)

火の山山麓の斜面一面にチューリップとビオラが咲き誇るトルコチューリップ園。開園のきっかけは、下関市とトルコ共和国イスタンブール市の海峡が縁で、1972年5月16日に姉妹都市となり、2007年に35周年を記念してイスタンブール市よりチューリップの球根5万球が下関市に寄贈されたことに始まります。

チューリップ園が開花を迎えると、渋滞が激しくなる。予想通り駐車場へは入れなかったので、山頂へ停めて火の山ロープウェイを使うことに。

大人片道300円、往復で500円(当時)

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日頃はロープウェイに乗る機会がないから、多少待っても乗っておきたいよね。関門海峡はもちろんだが、ロープウェイからだとトルコチューリップ園がよく見える。

2024年11月10日にロープウェイは営業を終えた。2027年に8人乗りのパルスゴンドラとして生まれ変わるという。

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トルコチューリップ園ではビオラを植えて、ボスポラス海峡と関門海峡の流れをイメージしている。周りの赤色はイスタンブール市街をイメージ。

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斜面にチューリップを植えているのは、イスタンブール市から海峡が見える場所での栽培をという希望から。

イスタンブール市でもボスポラス海峡沿いの斜面にチューリップが植えられているそうだ。

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毎年まったく一緒というわけではないだろうけど、ボスポラス海峡をイメージしたビオラが
強く印象に残る。主役は周辺のチューリップなんだけどね。

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周辺は桜も咲くので、タイミングが合えばとても見応えがある花名所だと思う。

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ちなみに、火の山公園トルコチューリップ園の初開園は2009年。この旅は初開園2日後だ。

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パッショナーレという品種のチューリップ。チューリップはオランダのイメージがあるけど、原産地は中央アジアからトルコにかけてで、栽培はトルコが最初なんだって。

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16世紀後半になってヨーロッパに伝わったが、この伝来の時に誤ってチュルバン(ターバン)と伝わったために現在のチューリップと言う名が生まれたようだ。

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チューリップで造られた円形状のデザインは、トルコ石ターコイズやトルコのお守りのナザールボンジューを表現している。

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さて、火の山公園トルコチューリップ園にはもう一つの名称がある。「オルハン・スヨルジュ記念園」だ。

園内には、元トルコ航空機帳オルハン・スヨルジュ氏の記念碑もある。

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1985年イラン・イラク戦争時、テヘラン在留の日本人を救出するためにトルコ航空救援機の第一機長として、危険が迫る中、215名の日本人をテヘランからイスタンブールへ運び、多くの命を救った。

トルコは現在でも親日国として知られており、日本との友好関係が続いている。

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開園初年度の旅はチューリップとビオラを思う存分楽しめた。次回の旅は桜との共演を見てみたいね。

その願いは13年後の2022年に叶うこととなる。

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ボスポラス海峡と関門海峡の流れをイメージしたデザインは、毎年変えているようだ。その違いを楽しむ旅もいいだろう。

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