火の山公園
「火の山」という名は、敵の襲来を都に知らせるために、
山頂でのろしをあげたことに由来しています。
毛利氏が北九州や関門海峡の覇権を争って、大友氏と戦った際の拠点を置いたのが、
この火の山でした。
標高268mの山頂にある展望台からは、下関市街、関門海峡、響灘、周防灘、北九州が望め
春には満開の桜と関門海峡のコントラストが鮮やかです。
火の山山頂は公園として整備されており、展望台、回転展望レストラン、ピクニック広場、
子供たちが楽しめる子供広場などで構成されている。
展望台からは、関門海峡、福岡県北九州市、下関市街地などが展望できる。
ここから見る夜景も県内屈指の美しさで、1000万ドルの価値があると言われている。
展望台から関門海峡の眺めを楽しみ、
後ろを向くと、そこには回転展望レストラン。
2階部分がレストランで、3階は展望室だ。
3階にはお土産屋もあるので覘いてみよう。
レストランは周回しているので、
どの席に座っても関門海峡を展望できる。
火の山展望台建て替え計画を保留へ
火の山展望台は老朽化の為、2016年12月31日で閉館している。
当初は19年春頃リニューアルオープンとされていたけど、
度重なる入札不調により遅れが出た模様。
そして2018年3月、「建て替えを保留」という決断を発表。
新たな方針も決まっておらず、計画の見直しも検討していくということから、
新たな情報が待たれる。
ちなみに、すぐそばの展望所は今までと変わらず利用できる。
非常にゆっくりな速度で回る(1時間で360度回転)ので、景色は堪能できた。
ただ、回転方向に背を向けて座ると違和感を感じる人もいるかもしれない。
乗り物酔いしやすい人は、回転方向を向くように座るといいかも。
もう一回くらいは行っておきたかったなあ。
展望室には360度ガラス張りで、望遠鏡やイスが設置されている。
座ってのんびり眺められるが、望遠鏡使用には100円必要。
展望台からの眺め(一番上の写真2枚)より、展望室からの方が眺めが良い。
デートにはぴったりな場所だよね♪
火の山パークウェイの通行時間は8:00〜22:00(11月〜2月は21:00まで)なので、
のんびり夜景も楽しめる。
展望台からの眺め、リニューアルが実現したらどんな感じになるのかな。
遊歩道入口にある展望所も人気がある。
暖かければこちらでも楽しめるが、木々が多いので関門大橋の全景は見えない。
火の山公園は桜と共に、つつじの名所
としても知られている。
GW頃が見頃だろうけど、GWは麓で
「
しものせき海峡まつり」が開催されるので、
大渋滞が予想される。
というわけで、「
しものせき海峡まつり」が開催される前の5月1日(2016年)に
つつじの様子を見てきた。2016年はつつじの見ごろが早かったので、
県内各地5月1日時点でほとんど終わっていた
そんな中、火の山公園のつつじは標高が高い分、
まだまだ見頃を迎えていた。
ピークを過ぎている箇所もあったけど、
つぼみの所もあったしね。
つつじと一緒に見る関門海峡と下関市街地。
この季節に訪れるのもいいね。
寒くもなく、暑くもなくで。いや、ちと暑いか。
少し霞むのが残念ではあるかな。
他の名所でつつじがピークを過ぎていても、火の山はきれいな可能性は高いので、
GWは火の山に立ち寄ってみてはいかがかな?
遊歩道は山頂を周回するように整備されている。
展望所、ピクニック広場、そして子供広場も
あるので、新緑シーズンは人も多い。
弁当を持参した家族が楽しそうに食事をしている。
回転展望レストランや、近くにはカモンワーフなどがあるけど、
のんびり手作り弁当を食べる旅があってもいいかもしれない♪
山頂北側は子供向け複合遊具のある子供広場。
長さ約14mのローラー滑り台や、
ターザンローブなどの設備がある。
同じく山頂北側の展望広場。
きれいな芝生なので、シートを敷いて
弁当を食べながら関門海峡を眺める、
これまた至福の時。
写真左のうっすらと見える山々は山陽小野田市。
竜王山公園までもが展望できる。
夜になると1000万ドルの価値があると
言われる夜景が楽しめる。
2006年当時のコンデジで撮った写真だけど、
雰囲気はよく出ていると思う。
年一回は旅相棒と夜景を見にきていると思うが
撮影とか楽しんでないな。
機会があれば改めて撮ってみようと思うが、
関門橋は節電の為、ライトアップしない時が
あるんだよなあ…。
火の山公園は立体駐車場になっている。
最上階からでも下関市街地を展望でき、展望台からは違った眺めを堪能できる。
立体駐車場なので夏場は非常に助かる。
現在も火の山公園山頂に残る、
明治21年(1888)から造られた旧日本陸軍施設「下関要塞・火の山砲台跡」。
響灘(ひびきなだ)及び周防灘(すおうなだ)から瀬戸内海を守る役割を持重要な位置にあり、
東京湾・大阪湾に次ぐ日本3大要塞の一つとして捉えられていた。
ちなみに、実践による砲撃はなかったとのこと。
砲台跡や司令室、側砲庫など見ることができるので、遺跡好きにも人気の名所だ。
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