本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
文武天皇の時代(697年~707年)に、役行者と徳仙上人が開山したのが始まりと伝えられる神上寺。古来、皇室、藩主の祈願所とされ「西の高野山」とも言われています。
境内には大モミジや大イチョウがあり、秋の紅葉シーズンはおすすめスポットの一つ。
華山神上寺の見どころと言えば、大モミジかな。過去3回の旅は天候が悪かったり、ピークを過ぎたりでやや微妙な旅だったかな。神上寺駐車場の、近松門左衛門生誕地碑。近松門左衛門(杉森信盛)は江戸時代前期の元禄期に活躍した歌舞伎・人形浄瑠璃の劇作家。
生誕地には諸説があって、京都、近江(滋賀県)、備前唐津(岡山県南東部)、越前(福井県東部)、三河(愛知県東部)、北越(新潟県・富山県)、雲州近松村(島根県東部・出雲)などがある。山口県だけでも、萩市説、長門市深川説、下関市豊田町大字江良説がある。
下関市豊田町大字江良説は現地の説明板から引用しておこう。
江戸時代の初め、身重になった女中が世に憚って出産したいと、神上寺に救いを求めてきた。然し、神上寺は女人禁制で囲うこともできず、山門前の寺侍木川家に総てを頼んだ。木川家では家の前の川沿いの地に小屋掛けして住まわせ、月満ちて男子が誕生した。その後、時を経て、西市などで浄瑠璃芝居があると、その作者は近松門左衛門で、神上寺山門前で生まれた男の子その人であるということで、この地を近松屋敷と言うようになった。以上が、神上寺前一帯から、豊田郷に広く伝わる伝説である。