本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
室町時代に西国の覇者として繁栄を極めた大内氏の30代当主、大内義興(よしおき)の菩提寺だった凌雲寺(りょううんじ)跡。東西を横切る長い石垣は惣門の遺構と伝えられています。
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大内氏遺跡・凌雲寺跡は彼岸花もきれいに咲いている場所でもある。国道435号線から遺跡跡までの道はやや狭いけど、きれいに舗装されているので、普通車でもあまり気にはならない。
駐車場から案内板通り細い道を抜けていくと、なんとも遺跡がありそうな雰囲気の小高い台地が広がる

小高い台地へと続く石段を登っていくと、そこには大内氏30代当主義興の墓と、その婦人の墓が建っている。

大内義興(1477~1528)
大内義興は室町幕府管領代となり、周防、長門、豊前筑前、安芸、石見、山城の各国守護。
連年のように尼子氏と攻防を繰り返すも、享禄元年(1528)7月の安芸・門山城攻めの最中に病に倒れ、山口へ帰還。療養に入るも間もなく死去した。享年52。
大内義興の馬上展望像が龍福寺の資料館前に設置されている。
惣門まではさらに奥へと進んでいくようだ。所々「まむし注意」の看板が設置されているがこの日は草刈が行われた直後だったようで、足元の見通しがよく歩きやすかった。


少し歩くと見えてきたのが、長さ60m、高さ3m、幅2mの石垣。
大内氏遺跡・凌雲寺跡
凌雲寺は、大内氏30代義興を開基、了庵佳吾を開山として永正4年(1507)、この地に創建されたと伝えられてる。


巨岩をもって築かれた豪壮な石垣であり、寺の位置、地形などから考え、有事に備えての城塞の役を兼ねたものと思われる。


彼岸花と石垣のコラボを楽しんでみよう♪
大内氏遺跡・凌雲寺跡
旅をした日
2013年09月20日
………………………………………駐車場
有り
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
赤田神社のイチョウ
吉敷畑の芝桜
龍蔵寺の牡丹園
龍蔵寺の大イチョウと鼓の滝
………………………………………最終更新日
2025/09/20
内容追記