本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
藍場川上流には、禄高23石余の武士・旧湯川家屋敷があります。藍場川の水の管理をしていたようで、江戸時代の地図では「樋番(水門の番人)」と書かれています。主屋には玄関、座敷と茶室などが残されています。
国道262号線沿いの藍場川駐車場を利用して藍場川上流を目指す。
暑〜い真夏の昼間に萩城下町を散策したもんだから、藍場川の旅はちょっとぐったりしている(笑)藍場川にある桂太郎旧宅より20m上流に歩けば旧湯川家屋敷がある。湯川家は禄高23石余の武士だったそうだ。
藍場川の最も上流にあり、藍場川の水の管理をしていたようだ。江戸時代の地図では「樋番(水門の番人)」と書かれている。2015年大河ドラマ「花燃ゆ」第1話の楫取素彦(大沢たかお)初登場シーンで、旧湯川家屋敷前が使用されている。
幕末当時はアスファルト道路なんてないので、道を砂で覆って撮影されていた。旧湯川家屋敷の向こう側から楫取素彦が走ってくるシーンは格好良かった。川の水を家の庭に引き込んで池を作り、池から出た水を建物の下をくぐらせて台所に流す。台所の真ん中は水ぎわまで降りられることができ、ここで水を汲んだり、 野菜を洗ったりすることができる。
このしくみを、ハトバと呼ぶそうだ。写真は風呂場にあるハトバ(写真右下)。台所よりは小さいけど、ここでも水を汲むことができる。川の水を引っ込んで作った庭。もちろんこの池にも鯉は泳いでいる。ここからハトバへと流れて家庭用水として利用され、再び藍場川へと戻っていく。
旧湯川家屋敷で、ゆっくりと藍場川を生活に利用したしくみを見てみよう。