本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
安産とお乳の観音様として知られる川崎観音。通称おっぱい観音。手作りの乳房を奉納し、安産祈願や母乳が良く出るよう参拝されています。また、源平合戦で敗れた平氏の平景清ゆかりの観音堂であり、景清の力石、目荒い井戸もあり眼病や肢体不自由にも霊験があると云われています。
春は桜、つつじ、藤が美しく咲き誇ります。
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国道2号線沿いにあって、いつも目に入っていた川崎観音。にもかかわらずいつも通り過ぎているだけだったので、桜が満開のときに立ち寄ってみた。
川崎観音、通称おっぱい観音を包み込むソメイヨシノ。どうもおっぱいが協調されてしまうが、平景清ゆかりの観音堂でもあり眼病祈願も多い。
川崎観音堂本堂、川崎観音堂山門、川崎観音堂門柱の3件が、国土の歴史的景観に寄与しているものとして、令和4年(2022)2月17日、国の登録有形文化財(建造物)に登録。
ここの観世音は平安時代末期(1183年頃)に平家の平景清が数多くの戦陣を駆け巡るも、観音加護により身に寸傷も受けなかったという十二面観世音菩薩だ。
川崎観音の由来を紹介しておこう。
景清は平家滅亡後も生永らえ源氏に一矢を報いんと計るも目疾をえて果し得ず、絶食して生を絶ったといわれている(景清洞に落ち延びて目が癒える伝説もある)。

この観世音を念ずれば必ず応益があり、特に安産、眼病、肢体不自由に霊験がある。初めは常に閉扉されていたが、後世に至り12年に一度(子年)開扉され尊像の拝観が出来ることとなった。
地名を取って音羽の観音様として尊嵩されていたが、後年川崎観音といわれて現在に至っている。
川崎観音の門の右横にあるのが景清の力石。
豪力無双の平景清が観世音を勧請の際下の海岸より担ぎ上げたと言われ、この大石を撫で、自分の腰から下の患部を擦れば治癒に霊験ありと言われている。
こちらは、平景清の目洗いの井戸。目を患っていた景清が井戸の清水で目を洗ったと言われている。後人が常に清潔に保ってきたので、不浄な「金」等を投げ入れると目病になると言われているそうだ。
ちなみに、目の悪い人は自分の定規箸で井戸から出る溝のゴミを取り除くと霊験があるんだとか。
観音堂の裏へ回れば、なんとおっぱいがいっぱい! 箱入りの乳絵馬だ。
すべて参拝者の手作りであり、
簡単に作られているものもあれば、妙にリアルなものまであったりする。箱も可愛く凝らしているものある
毎月17日には縁日が開催されているようだ。

2018年4月21日、下松スポーツ公園のネモフィラを見に行こうと2号線を走っていたら、川崎観音でヒラドツツジが満開を迎えているのが目に入った。
ヒラドツツジは大体GW頃だけど、2018年は暖かいからすべての花の開花が早かったね。
気付いた時には通り過ぎてしまったから、下松スポーツ公園の旅の帰りに立ち寄りだ。


桜の季節とは違って新緑に様々な色が混ざっていい感じだね♪
東屋横で小さな藤棚発見。こちらは満開を迎えていた
桜巡りのときに藤棚の存在に気付いたかどうかはもう記憶にないんだけど、やっぱり様々な季節に立ち寄らないと新たな発見はできないなあ。

藤棚の規模は小さいけど、川崎観音でお参りできて平家ゆかりの史跡を見てつつじを楽しむ。そして藤を楽しむというスタイルの旅ができるからお腹いっぱいになれるのではないだろうか♪