本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
山口県萩市にある東光寺は元禄4年(1691)、萩藩3代藩主・毛利吉就が建立した黄檗宗の寺院で、毛利家の菩提寺。総門や大雄宝殿など4棟の建造物が国指定重要文化財になっています。
桜と紅葉の名所としても知られています。
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正面入り口に立派に建つ朱色の総門。
総門には「護国山」の額が掲げてあり、元禄癸酉六年孟春吉日と年期が記されている。これは1693年らしい。国指定重要文化財に指定。
総門と紅葉は少し離れてるので、一緒に撮るのは難しいと思う。
山門は文化9年(1812)9月19日に竣工されたもので、10代藩主・毛利斉熙(もうりなりひろ)が寄進。二階には十八羅漢などが安置されている。
地方寺院有数の大きさなだけに、間近で見れば圧倒される。国指定重要文化財に指定。
鐘楼(国指定重要文化財)
元禄7年(1694)、4代萩藩主毛利吉広によって建立された大鐘も寄進されている。
大雄宝殿(国指定重要文化財)
大雄宝殿前に月台という広場が設けられておりその中央の大きな石を梵壇石と呼ぶそうだ。戒律を破った僧が懺悔のため坐らされたらしい。
元禄11年(1698)に建立されている。
大雄宝殿の裏に回り、毛利家墓所へ続く参道。この辺りから雰囲気が変わってくる。
御廟(おたまや)ともいわれる、萩藩主・毛利家墓所。東光寺開基の3代藩主毛利吉就公から11代までの奇数代の藩主ならびにその夫人が祀られている。
偶数代藩主は大照院で祀られている。
墓所内に整然と左右均等に並ぶ約500基の石燈籠。これは見ていて壮観だよなあ。紅葉シーズンもいいね。
燈籠に一斉にロウソクを灯し、先祖の送り迎えをする行事「万灯会」も毎年8月15日に行われ、萩の夏の風物詩として知られている。
大照院で13日に「迎え火」、15日に東光寺で「送り火」だ。
元治元年(1864)京都禁門の変際に、幕府に謝罪の為自刃、反対派の処刑、俗論党の為自刃、長州藩征討の責任を感じ自刃した周布政之助等、身を以て難に殉じた藩士の慰霊墓所でもある。
静寂とした霊域で色付くモミジ。墓所で紅葉を楽しむという表現が合うかどうかは分からないが、他とは違った雰囲気で紅葉を見ることができる。


東光寺の紅葉
旅をした日
2005年11月25日
2006年11月29日
2023年11月22日
2023年11月26日
………………………………………拝観時間
8:30~17:00
………………………………………拝観料
大人:300円
小人:150円
………………………………………駐車場
20台
………………………………………東光寺の見どころ
桜
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………………………………………最終更新日
2025/10/19
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