山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(萩市)

雲林寺(ネコ寺)

千体地蔵として知られる萩市むつみの雲林寺がネコ寺として人気急上昇。境内、そして本堂内もネコづくしで、住職手作りのネコの絵馬におみくじ、お守りがとても可愛らしい。過疎化が進む地域を明るい話題で活性化したいという住職の思いがあるようです。

なお雲林寺は天樹院の末寺であり、天樹院にはネコにまつわる伝説が残されています。

雲林寺(ネコ寺)萩市むつみの雲林寺がネコ寺として有名に。ということで旅をしてみることに。 この時は紅葉シーズンで境内裏山の紅葉がきれいだったけど、彼岸花シーズンもおすすめだ。
雲林寺(ネコ寺)

門では木彫りの猫と招き猫がお出迎え(2016年)。

TVで紹介されたこともある寺で、今ではすっかり人気のお寺。遠方から訪れる人も増えている。
雲林寺(ネコ寺)雲林寺(ネコ寺)

境内は本当に猫だらけだ。猫好きな旅相棒はとても喜んでいた。この雲林寺は天樹院の末寺なのだが、本寺には猫にまつわる伝説が残されている。
招福堂縁起絵巻

招福堂縁起絵巻
福を招く話と天樹院の猫の伝説が漫画になっている。

1604年に萩に本拠を構え、城下町を築いた毛利輝元。輝元の家臣・長井元房にはとても可愛がっていた猫がいたが、輝元が死去すると、後を追うように自刃してしまう。
長井元房の墓

猫は主人である元房亡き後の四十九日の間、天樹院にある元房の墓前から離れようとはしなかった。やがて、自ら舌を噛んで、亡き主の後を追ったという。

すると、夜になると辺りに猫の鳴き声がするようになった。天樹院の僧が猫を哀れんで供養をすると、不思議と声はピタリとおさまったのだという。
猫の丁この因縁によりこの界隈は「猫の丁」と呼ばれるようになった。天樹院は廃寺となり、今は墓所のみが跡を留めている。
萩にゃん。

で、こちらが猫町伝説の主人公、忠義の猫のよみがえり、萩にゃん。毛利家紋の肉球バージョン入り陣傘をかぶり、首には鈴の代わりに萩の特産品「夏みかん」。服は憧れの人・高杉晋作が結成した奇兵隊の隊服を着用。

好きなものは蒸気まんじゅう、長州おはぎ、金太郎、萩の瀬付きあじ。萩市観光課課長代理に就任し、全国に萩の魅力をPRしている。
雲林寺(猫寺)の本堂雲林寺(猫寺)の招き猫

2012年当時の本堂では黒猫の招き猫が鎮座していて、その横にはねこ鈴守りとおみくじがあった。
雲林寺の本堂雲林寺の猫仏様

2016年に訪れると、黒猫の招き猫の場所には猫仏様が。猫仏様は自分の身体の悪い部分と同じ部分をさすると効果がある。ちなみに黒猫招き猫は、玄関から入ってすぐの場所に移動していた。
萩にゃん。木彫り文にゃん木彫り

玄関入口に追加されていた、萩にゃん。と、文(ふみ)にゃんの木彫り。 文にゃんは、吉田松陰の妹「文」をモチーフにしている。文は2015年大河ドラマ「花燃ゆ」の主役でもある。
しまねっこ木彫りあ、島根県観光キャラクター、しまねっこも追加されている♪
雲林寺の招き猫

2012年当時は玄関から中に入ると、ここにも大きな招き猫があった。中央の祭壇には、何気なく魔女の宅急便のジジがいたな。まったく同じものが車の中にある(笑)

祭壇に向かって右の招き猫は仕事運を招くとのこと。携帯の待ち受け画像に設定したところ、仕事が舞い込んできたという話も。
雲林寺の招き猫雲林寺の招き猫

2016年当時は場所も変わって、奥の和室に並んで置かれていた。仕事が舞い込むようにと、旅相棒も撮影していた。
雲林寺の猫の木彫り

同部屋には大きな猫の木彫りがある。この寺の木彫りは林隆雄さんのチェーンソーアート作品。後ろの記事で確認できるけど、2012年8月に米国で行われた、U・Sオープン・チェーンソーアート・スクラブチュア・チャンピオンシップで優勝するほどの実力の持ち主なんだって。

ここで記念撮影する人も多いようだね。
猫寺でお菓子

お土産を見ている間に、奥さんがお茶とお菓子を用意してくれていた。ありがとうございます!!

そして、よろしければと猫の絵馬を渡された。あ、外にあった猫の絵馬はこれだったのか。
雲林寺の絵馬猫の顔を自由に描け、裏に猫の名前、もしくは自分の名前を書き願い事を書く。
猫寺

お茶を飲みながら何気なく隣の部屋に目を向けるとこれまたかなりの数の猫が。

ここまでくると、見ていても気持ちがいいな。自分もとことん集める性格だしね。
輸出用の招き猫

中央の招き猫は眼が青いが、これは輸出用なのだという。確かに小判は$マークになっていて手もカモンになっている。

他にはビートたけしの招き猫や、そのまんま東(東国原)招き猫などユニークなものがある。
猫寺 見にゃいニャ、
聞かにゃいニャ、
言わにゃいニャ〜

雲林寺のくろまめ寺で飼われている黒猫のくろまめ(2016年当時)。駐車場に車を停めたときに、散歩中の黒猫を見かけたんだが、ここの猫だったとは。
雲林寺のくろまめ

お客からも可愛がられているから、近寄っても逃げない。むしろ寄ってくる。どうも気に入られたらしく、場所を移してお土産を物色していると、何度か近寄ってきてくれて目の前でごろん。

かわいい♪
雲林寺のグッズ

本堂の中ではグッズも販売されている。もちろんすべて猫関係だ。

買ったものは、お土産で紹介しているので見てね♪
猫寺猫寺

境内にある鐘の真下には神様が祀られているのだが、この神様のおかげで、鐘の音がうるさくないのだという。まだ5歳(当時)の長女が親切に説明してくれた。ありがとね♪ ちなみにここにも、ネズミ、猫、フクロウのチェーンソーアートがある。
雲林寺の地蔵ポスト地蔵ポスト
境内に昭和28年(1953)製の丸型ポストがある。亡くなった人に手紙を書いて投函すれば、毎月語呂合わせで「文の日」23日に開帳して、住職が手紙の思いを届けてくれる。
雲林寺

雲林寺の営業時間は、平日9:00~15:00、土日祝・9:00~17:00。急なお休みがあるということなので、雲林寺SNSを確認してねとのこと。

猫好きな方は雲林寺に旅をしてみてね。
INDEX

雲林寺(ネコ寺)

旅をした日
2012年11月08日
2016年07月20日
………………………………………営業時間
平日・9:00~15:00
土日祝・9:00~17:00
………………………………………定休日
無休(急なお休みあり)
雲林寺SNSを確認してね
………………………………………駐車場
有り
………………………………………雲林寺の見どころ
彼岸花
紅葉
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
吉部八幡宮の大杉
奥阿武宰判勘場跡
むつみの芝桜
むつみの菜の花畑
ひまわりロード(2005~2018)
ひまわりロード(2020~)
むつみ昆虫王国
辻山のシダレザクラ
………………………………………最終更新日
2025/05/25
内容追記


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