山口県の観光スポット、穴場スポット、グルメ&お土産情報を紹介しています。桜や紅葉、四季の花々等、目的別の旅もおすすめ。

本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪

山口県の風景(萩市)

雲林寺(ネコ寺)

千体地蔵として知られる萩市むつみの雲林寺がネコ寺として人気急上昇。境内、そして本堂内もネコづくしで、住職手作りのネコの絵馬におみくじ、お守りがとても可愛らしい。過疎化が進む地域を明るい話題で活性化したいという住職の思いがあるようです。

なお雲林寺は天樹院の末寺であり、天樹院にはネコにまつわる伝説が残されています。

猫寺

萩市むつみにある雲林寺。2012年の彼岸花が見頃のときは生憎の雨で来ることはなかったけど、紅葉がきれいだということで行ってきた。

2016年の旅は、ひまわりロード(2005~2018)がもう少しで満開という時季だ。
猫寺

門では木彫りの猫と招き猫がお出迎え(2016年)。そう、ここは猫寺なのだ!!

TVで紹介されたこともある寺で、今ではすっかり人気のお寺。遠方から訪れる人も増えている。
猫寺猫寺猫寺

境内は本当に猫だらけだ。猫好きな旅相棒はとても喜んでいた。
この雲林寺は天樹院の末寺なのだが、本寺には猫にまつわる伝説が残されている。
招福堂縁起絵巻

招福堂縁起絵巻
福を招く話と天樹院の猫の伝説が漫画になっている。

1604年に萩に本拠を構え、城下町を築いた毛利輝元。輝元の家臣・長井元房にはとても可愛がっていた猫がいたが、輝元が死去すると、後を追うように自刃してしまう。
長井元房の墓

猫は主人である元房亡き後の四十九日の間、天樹院にある元房の墓前から離れようとはしなかった。やがて、自ら舌を噛んで、亡き主の後を追ったという。

すると、夜になると辺りに猫の鳴き声がするようになった。天樹院の僧が猫を哀れんで供養をすると、不思議と声はピタリとおさまったのだという。
猫の丁この因縁によりこの界隈は「猫の丁」と呼ばれるようになった。天樹院は廃寺となり、今は墓所のみが跡を留めている。
萩にゃん。

で、こちらが猫町伝説の主人公、忠義の猫のよみがえり、萩にゃん。毛利家紋の肉球バージョン入り陣傘をかぶり、首には鈴の代わりに萩の特産品「夏みかん」。服は憧れの人・高杉晋作が結成した奇兵隊の隊服を着用。

好きなものは蒸気まんじゅう、長州おはぎ、金太郎、萩の瀬付きあじ。萩市観光課課長代理に就任し、全国に萩の魅力をPRしている。
猫寺猫寺

2012年当時の本堂では黒猫の招き猫が鎮座していて、
その横にはねこ鈴守りとおみくじがあった。
猫寺猫寺

2016年に訪れると、黒猫の招き猫の場所には猫仏様が。
猫仏様は自分の身体の悪い部分と同じ部分をさすると効果がある。
ちなみに黒猫招き猫は、玄関から入ってすぐの場所に移動していた。
萩にゃん木彫り文にゃん木彫り

玄関入口に追加されていた、萩にゃんと文にゃんの木彫り(2016年)
しまねっこ木彫りあ、島根県観光キャラクター、しまねっこも追加されている♪
猫寺

2012年当時は玄関から中に入ると、ここにも大きな招き猫があった。中央の祭壇には、何気なく魔女の宅急便のジジがいたな。まったくおなじものが俺の車の中にある(笑)

祭壇に向かって右の招き猫は仕事運を招くとのこと。携帯の待ち受け画像に設定したところ、仕事が舞い込んできたという話も。
猫寺猫寺

2016年現在は場所も変わって、奥の和室に並んで置かれている。
旅相棒も撮影していた。
猫寺

同部屋には大きな猫の木彫りがある。この寺の木彫りは林隆雄さんのチェーンソーアート作品。後ろの記事で確認できるけど、2012年8月に米国で行われた、U・Sオープン・チェーンソーアート・スクラブチュア・チャンピオンシップで優勝するほどの実力の持ち主なんだって。

ここで記念撮影する人も多いようだね。
猫寺でお菓子

お土産を見ている間に、奥さんがお茶とお菓子を用意してくれていた。ありがとうございます!!

そして、よろしければと猫の絵馬を渡された。あ、外にあった猫の絵馬はこれだったのか。
猫型の絵馬猫の顔を自由に描け、裏に猫の名前、もしくは自分の名前を書き願い事を書く。
猫寺

お茶を飲みながら何気なく隣の部屋に目を向けるとこれまたかなりの数の猫が。

ここまでくると、見ていても気持ちがいいな。自分もとことん集める性格だしね。
輸出用の招き猫中央の招き猫は眼が青いが、これは輸出用なのだという。確かに小判は$マークになっていて手もカモンになっている。
たけし軍団招き猫他にはビートたけしの招き猫があった。てことは後ろは東国原…、いや、たけし軍団だからそのまんま東招き猫か。
猫寺 見にゃいニャ、
聞かにゃいニャ、
言わにゃいニャ〜

猫寺のくろまめ寺で飼われている黒猫のくろまめ(2016年当時)。駐車場に車を停めたときに、散歩中の黒猫を見かけたんだが、ここの猫だったとは。
猫寺のくろまめ

お客からも可愛がられているから、近寄っても逃げない。むしろ寄ってくる。どうも気に入られたらしく、場所を移してお土産を物色していると、何度か近寄ってきてくれて目の前でごろん。

かわいい♪
猫寺のお土産本堂の中ではお土産も販売されている。もちろんすべて猫関係だ。
お土産ねこ鈴守に飴、そしてエサの黒缶…、ではなく、まぐろの白身のせ風のキャンドルを購入したのは2012年。
おみくじ

そして猫寺のおみくじは可愛らしいなあ。胃の調子が悪い時だったから病気のところを見たら、「重いが必ず治る。医者に相談しろ」だってさ(笑)

ちなみに俺は小吉で、旅相棒は吉だった。
五色守り

2016年に見てみると、お土産の種類も増えていた。今回買ったのは五色お守りと宝くじ入れ袋。五色お守りは左から交通安全、厄除け・魔除け、健康、幸運・仕事、ご縁。

面白いのはデザインで、交通安全は黒猫(もしかしてくろまめ?)、厄除け・魔除けは「ごんごんちい」(山口の方言で幽霊・妖怪のこと)。

健康は猫仏さま、幸運・仕事は招き猫、ご縁は大きな顔の猫様。
雲林寺ならではのオリジナルデザインだ。
宝くじ入れ袋宝くじ入れ袋には、購入した宝くじを入れて飾っておくといいらしい。
猫寺猫寺

境内にある鐘の真下には神様が祀られているのだが、この神様のおかげで、鐘の音がうるさくないのだという。まだ5歳(当時)の長女が親切に説明してくれた。ありがとね♪
ちなみにここにも、ネズミ、猫、フクロウのチェーンソーアートが。
地蔵ポスト地蔵ポスト
昭和28年(1953)製の丸型ポストがある。亡くなった人に手紙を書いて投函すれば、毎月語呂合わせで「文の日」23日に開帳して、住職が手紙の思いを届けてくれる。
猫寺の紅葉サルの群れ出現!
雲林寺の駐車場に到着した際、1本の柿の木に5,6匹の動物がいた。それはすぐに逃げ出したのだが、最初は猫かと思ったんだよね(猫寺だから)。ところが、それは猫ではなくサルだった。
野生のサルが柿を採って食べていたのである。
サルはすぐに紅葉がきれいな山を駆け上って逃げた。今まで旅をしていて野生の鹿は見たことはあるが、サルを見るのは初めてだった。
猫寺の紅葉

残念ながらサルは撮影できなかったけど、きれいな紅葉はしっかり楽しんできた。

サルが逃げた場所なので、集団で襲ってこないか少し不安だったけどね(笑)
INDEX

雲林寺(ネコ寺)

旅をした日
2012年11月08日
2016年07月20日
………………………………………駐車場
有り
………………………………………雲林寺の見どころ
彼岸花
紅葉
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
吉部八幡宮の大杉
奥阿武宰判勘場跡
ひまわりロード(2005~2018)
ひまわりロード(2020~)
むつみの菜の花畑と芝桜
むつみ昆虫王国
辻山のシダレザクラ
………………………………………最終更新日
2024/09/08
雲林寺の見どころに
彼岸花を追加


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