本州最西端に位置し、三方を海に囲まれ自然美にあふれた山口県。
今日はどこを旅してみようかな♪
秋吉台の地下100m、南麓に広がる東洋屈指の鍾乳洞「秋芳洞」。総延長距離は約10kmで、観光コースは約1km。洞内の気温は17℃と一定しており、四季を通じて快適な探勝が楽しめます。
洞内には傘づくしや百枚皿、黄金柱など見応えのある鍾乳石や石灰華柱が多く、大正洞、景清洞と合わせ秋吉台地下水系として、ラムサール条約登録湿地となっています。
秋芳洞の気温は17℃と一定しているので、夏は涼しく、冬は暖かいので快適だ。洞内から流れる川の影響だろうか、入る前からでも涼しく感じる。
秋芳洞内には鍾乳石や石灰華柱、石筍(せきじゅん)など、30ヶ所近くの見どころがある。その中の一部を紹介しておこう。百枚皿
階段状になって沈殿した石灰華の一群で、その数は500個以上もあるらしい。洞内で最も美しく、見応えがあるのではないだろうか。
洞内富士
石灰で白くなった天井を雲に見立て、頂上を雲に突っ込んだ富士山になぞらえている。
大黒柱
天井より水が落ちる際に、その天井と落下点に石灰分が残り、長い年月をかけて鍾乳石と石筍ができあがり、次第に上と下から伸び合って一本の石柱となっている。
石灰華の滝
岩天井からの鍾乳石と下からの石筍の成長が続き、やがて二つが連続して一つの石灰華柱が形成されたもの。
くらげの滝のぼり
岩壁の沿ってクラゲがのぼっているような景観から、名が付けられている。
五月雨御殿
黒谷支洞のほぼ中央にある景観。岩天井から地下水が一年中五月雨のように流れ続けている。そのため、鍾乳石や石筍の発達が良く、見応えのある場所だ。
そして、お次は3億年のタイムトンネルだ。
洞窟から黒谷入口まで続く187mの人工トンネルで、地球誕生から現代までの秋吉台をイメージした56枚の絵が飾られ、光と音で演出されている。
7万年前から1万年前のウルム氷期に生息していたナウマンゾウのトリックアートもある。
立体に見えるので、子供たちの記念撮影はここがいいかもしれない。こちらは、秋芳洞商店街の安富屋前にある大願成就の守り神、禅師河童の銅像。
1354年に大干ばつが起こり、自住禅寺の寿円禅師が雨乞いの祈りを捧げるために秋芳洞で21日間も祈ったという話がある。それを見ていた一匹の河童が、祈りを捧げる寿円禅師が「自分を呪い殺す」と勘違いし、祈りの邪魔を始めるが禅師は気にも留めず毎日祈り続けた。
心を打たれた河童は禅師の弟子となり、祈りの手伝いを始めるようになったという。
祈りを捧げて21日目、辺りは雷が轟き大雨となる。
祈りが通じた禅師は感謝を込めて淵に身を投げると、河童は慌てふためき禅師を助けようと続けて淵に飛び込んだ。しかし、大雨で水量が増していたので流されてしまい、禅師の亡骸を抱えたままなんとか岸辺にへばりついていたものの、人々が禅師の亡骸を探しあてたとき河童は力尽きたのだった。
禅師河童の話は「山口の昔ばなし」に掲載されている。表紙の絵のイメージ通り、絵本のような構成になって読みやすい。第1集は21話、第2集は22話と読みごたえもある。
耳なし芳一や三年寝太郎、青海島の猿亀合戦、般若姫物語など、読めばもっと山口県が好きになる!!秋芳洞観光では河童はもちろんだが、入洞の証となるお土産を買っておきたい。秋芳洞関連のキーホルダーは数多くあるけど、その中の一つが秋芳洞黄金柱のキーホルダーだ。
黄金(こがね)柱は石灰華柱で、秋芳洞のシンボル的存在ともいえる。秋芳洞入洞記念のお土産としてはぴったりだ。いつ買ったのかも覚えていないほど昔に秋芳洞商店街で買った秋芳洞全集。
秋芳洞内の見所の解説や、秋芳洞古事などがあって読み応えがある。こちらは、ごぼう麺(800円・2013年当時)。
美祢市美東町産のごぼうを練り込んだ麺の上に、ごぼうチップが乗った、ごぼう麺。ほのかに香るごぼう、匂いはそう強くはないかな。よって食べやすくもある。
美東町産ごぼうをうどんに練り込んでいる商品。、ごぼうの香りと、モチモチ感が味わえる。
こちらは、ごぼうの香りは強く車の中がごぼうの香りで満たされるほど。おすすめのお土産の一つ。自分は青りんごスカッシュを買ってみた。青りんごジュースの上には秋芳梨ソフトがのっている。う〜ん、甘くて美味しい~♪
ちなみに、こちらのお土産屋で秋芳洞ーナツが売られている。秋芳洞ーナツは油で揚げない焼きドーナツで、プレーン味。「本日はプレーン味」という紙が貼ってあったので、他にも味があって、日替わりなのかな?
甘くて美味しいが、飲物があった方がいいかも。まず、器は秋吉台をイメージして、紅しょうがは、冬に秋吉台で行われる山焼きの火、きざみのりは山焼き後のすす、山菜は山焼き後の秋吉台、里芋は石灰岩、牛肉は秋吉台の放牧、錦糸卵は秋吉台のすすき、うずらの卵は水面に映る月となっている。
カルスト洞丼はうつわは大きいんだけど、浅い作りなので、食べきれないほどの量があるわけではない。ご当地もののネタとしてはよくできている。秋芳洞
旅をした日
2006年08月03日
2013年04月16日
2013年06月05日
………………………………………入洞時間
3月~11月 8:30~17:30
12月~2月 8:30~16:30
………………………………………定休日
無休
………………………………………入洞料金
大人・高校生:1,300円
中学生:1,050円
小学生:700円
………………………………………駐車場
周辺の有料駐車場利用
………………………………………文化財
国指定の特別天然記念物
ラムサール条約登録湿地
………………………………………日本百選
新日本旅行地100選(1966年)
遊歩百選(2002年)
日本遺産百選(2002年)
日本の地質百選(2007年)
………………………………………秋芳洞開洞100周年記念
光響ファンタジー水と大地の神秘
………………………………………秋吉台の見どころ
秋吉台カルスト展望台
秋吉台自然観察路
秋吉台山焼き・野火の祭典
長者ヶ森
長者ヶ峯展望台
秋吉台カルストロード
………………………………………周辺の立ち寄りスポット
稲川遊歩道の桜
秋吉八幡宮のイチョウ
大正洞
景清洞
秋吉台サファリランド
(ふれあい広場)
秋吉下八重の花菖蒲
………………………………………最終更新日
2023/10/25
周辺の立ち寄りスポットに
秋吉八幡宮のイチョウを追加